滋賀県彦根市の稲枝という農業の歴史のある所に生まれ育ち、父の農業に対する取り組み方を幼少期から見てきました。
幼少の頃はたんぼで遊びながら手伝いもしていました。
将来自分は継ぐことはないと思っていましたが、「自分がしたいことをして生きたら良い」という父の言葉に心を打たれ農業を継ぐ決心をいたしました。
自分は今まで自動車業界で修理の仕事を20年近くやってきましたが、父が高齢になり農業を辞めようかなという言葉を聞いた時にふと思ったことがあります。
この農業の盛んな地域で、父が祖父から受け継ぎ、継承したことを、父の代で終わらせていいのか。これは自分にしか巡ってこなかったチャンスではないのか。
そして父と話をして今の仕事を辞め農業を継ぐことにしました。
最初は分からないことばかりでしたが、多くの方たちに助けてもらいながら、試行錯誤を繰り返し今に至ります。
今後も父の経験には勝てないと思います。
しかしながら自分の野心、探究心を絶やすことなく、何十年も農業という職が語り継がれるように日々努力していきたいと思います。
今後は、年間を通してたんぼが休田にならないように新たな戦略を常に考え、今の時代にあったやり方、独自のやり方を考えていきたいと思います。
これからも地域の皆様と連携して、より安全・安心の食材をお届け出来るよう努力して参ります。
